スズキ関連ニュース

 

更新日時 2016/5/28

 

「軽自動車の雄」として、ダイハツとともに軽自動車市場を引っ張ってきたスズキがコンパクトカー市場へシフトするのでは?という見方が、スズキの決算会見後に言われるようになりました。

 

軽自動車市場も、家電と同じように性能やデザイン面などで大きな違いを出しにくくなってきています。

 

そのため、自動車メーカーは「安い価格」「低燃費」といった目に見えやすいデータをユーザーに示すことで、他メーカーのクルマとの差別化を図らざるを得ない状況になっています。

 

 

ヨーロッパ市場を考えて開発した「イグニス」、インドで生産された「バレーノ」を日本へ輸出して発売するなど、コンパクトカーの発売ラッシュが続いています。

 

しかし、スズキが軽自動車を軽視してコンパクトカーにシフトしようとしているわけではないようだ。

 

 

スズキの軽離れ?
スズキが「軽離れ」をするとの根拠として、今まで販売シェアで4割を超えていたのが、2015年度には4割を切ったことにあるようだ。

 

消費税が8%になることでの駆け込み需要の反動、軽自動車税が大幅アップしたこともでかいが、それでもなお、3台に1台は軽自動車なのが今の市場だ。今後、一般ユーザーの軽自動車に対する需要が急激になくなるとは考えにくく、販売シェアの低下が、スズキが軽に見切りを付ける理由には他ならない。

 

 

スズキの根本はすべて軽自動車から
スズキについて私が注目したのは、利益率が普通車よりも悪い軽自動車において、コストが高いリチウムイオンバッテリーを搭載し、ガソリンを消費せずに電力を作る「Sエネチャージ」を開発させたことである。

 

 

スズキが軽自動車専用に開発し、「コスト」と「技術」を両立させたエネチャージシステムは、スタート時にモーターでエンジンをサポートする「Sエネチャージ」へとなり、その技術がコンパクトカーの「イグニス」のマイルドハイブリッドシステムにも生かされている。

 

軽自動車のコストに相応した低燃費への技術が、そのままコンパクトカーに応用できたならコンパクトカーの燃費を向上させた上に、収益性の向上にもつながる。

 

このようにスズキの技術はすべて軽自動車分野で培われたものなのである。

 

 

 

コンパクトカーの投入は商品の充実

 

2004年にデビューしたコンパクトカー「スイフト」は、日本カーオブザイヤー特別賞を受賞した他、欧州でも高い評価を得て、2010年にフルモデルチェンジした新型スイフトがその走りの良さを受け継いでいます。

 

その欧州では現在、SUVが人気となっており、スズキがヨーロッパ市場にマッチするように商品化されたのが「イグニス」です。

 

 

 

イグニスの独特なデザインは、2014年にデビューした新型「アルト」の流れをくむ。新型アルトは、デビューしてからたった1年で約10万台が売れたヒット商品となった。スズキではボディデザインでも、軽自動車が牽引役を務めている。

 

以上のことを考えれば、スズキが最近コンパクトカーの新車発表が続いているとはいえ、経営戦略上のウエイトを軽自動車からコンパクトカーへシフトさせたわけではなく、アジア圏やヨーロッパの市場の好みにマッチさせた「商品の充実」とみるのが正しいのではないでしょうか?

 

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